業務の効率化・経営力の強化を支援するラスカルシステム

日本中の経理業務において、他の社員が作成した資料を参照しながら会計ソフトに手動で仕訳を入力するという二重作業が頻繁に発生しています。さらに、中小企業においても事業展開に伴う様々な問題が生じ、汎用ソフトウェアでは対応できないことがあります。これらの課題に対処するためにソフトウェア会社にシステム開発を委託したとしても、膨大な費用がかかり、逆に利益を減少させる恐れがあります。

そこで、当事務所は新たなアプローチを模索しました。中小企業の多様なニーズに対応しつつ、手軽で費用対効果の高いカスタムソフトウェアを開発し、業務の効率化を図ることができないかと考えたのがラスカルシステムです。当システムでは、マイクロソフト社が提供するVBA(Visual Basic for Applications)を活用します。VBAはExcelなどのMicrosoft Officeアプリケーションの機能を拡張するプログラミング言語であり、ほとんどの企業がパソコンにインストールしているため、新たなプラットフォームを導入する必要はありません。また、多くのユーザーがExcelに慣れているため、導入のハードルが低く、変更も容易です。ラスカルシステムを導入することで、会計業務の効率化と業務負担の軽減が実現できます。

ラスカルシステム 3つの特徴

専門家によるシステム開発

システムの開発段階において、依頼企業とシステム会社の双方の担当者が頻繁に打ち合わせを行い、設計を進めることが一般的です。しかし、システム会社には会計や税務の専門知識が不足している場合があり、システムが完成しても経理部門での利用に支障をきたすことがあります。このような問題を回避するために、システムの開発段階において、依頼企業、システム会社、さらに税理士や中小企業診断士などの専門家が協力して設計を進めることが望ましいとされています。しかし、これには相応のコストがかかるため、システムの開発費用も高額になります。

ラスカルシステムでは、橋本会計マネジメントのスタッフが毎月顧問先を訪問し、システム開発に必要な情報を収集します。関連企業である㈱ラスカルビジネスサポートがシステム構築を担当するため、専門家の立場とソフトウェア会社の立場が一致し、専門家の知識をソフトウェア会社に直接伝える必要がなくなります。これにより、正確かつ迅速にシステム設計が行えるようになります。

最新の税務会計に準拠

橋本会計マネジメントが関与しているため、ラスカルシステムは常に最新の税法に準拠するようアップデートを行います。会計システムの改訂にも迅速に対応します。

真の業務効率化

各部署が重複した業務を行ったり、過去の慣習で不要な業務を続けたりすることはよくあります。こうした問題は、会社全体の把握がなければ解決できません。本来、業務そのものを変更すべき場合に、システム化によって手抜きを図る例も見受けられます。しかし、これでは業務の根本的な効率化にはつながりません。ラスカルシステムは橋本会計マネジメントが企業の全体像を把握し、必要に応じて設計されています。真の業務効率化を実現します。また、時間短縮だけでなく、内容の精度も重要です。税務・会計上の正確性を維持しつつ、効率化を目指します。

製品一覧

基本システム

TKC戦略財務情報システム(FX2)を利用している一般企業向けの会計業務支援システムです。当事務所と顧問契約を結んでいる企業様には、基本システムを無償で提供しています。これにより、会計業務の効率化を促進し、より重要な業務に時間を費やすことが可能となります。

基本システムには以下の製品が含まれます。

小口現金出納帳FX連動システム

支店や店舗などの各拠点で作成される小口現金出納帳からFX2に仕訳を連動させるシステムです。各拠点で記帳された小口現金出納帳データを元に、経理部門では課税区分や勘定科目などの追加情報を入力するだけで、仕訳作成が可能となります。FX2に連動する仕訳データが作成されるため、仕訳の手作業入力が不要となります。

経費精算書FX連動システム

社員の経費精算を効率的に行うためのシステムです。提出された経費精算書からFX2に連動する仕訳データを作成できます。これにより、仕訳の入力作業が不要となります。

専門システム

販売管理システムからの連動仕訳作成、売上分析システム、グループホーム請求管理システムなど、企業独自の要求に合わせた幅広い機能を提供しています。これらのシステムは、様々な業界や業態に対応する柔軟性を持ち、お客様のニーズに合わせてカスタマイズ可能です。

専門システムの例として以下の製品があります。

売掛金入金FX連動システム

販売管理システムにおいて、売掛金入金取引に関する連動仕訳データの作成が難しい場合に利用されます。販売管理システムから出力されたCSVデータをFX2で読み込める形式に変換するシステムです。これにより、連動仕訳データの出力が難しい場合やオプションシステム開発に多額の費用がかかる場合でも利用できます。

POS売上分析システム

POSデータから出力された情報を活用し、販売促進に役立つデータ形式に変換するシステムです。顧客住所録の出力やダイレクトメールの発送などに利用できます。

グループホーム請求管理システム

光熱水費や日用品費などの請求を効率的に行うためのシステムです。FX2のデータを取り込み、正確な請求書を作成します。また、売上に関する連動仕訳データの作成も可能です。

これらの製品を通じて、企業の業務効率化と経営力強化をサポートしています。